お墓の違い-天台宗・真言宗

お墓の違い-天台宗・真言宗

天台宗と真言宗のお墓

それでは天台宗と真言宗のお墓についてみてみましょう。

天台宗は現在では9つの宗派に分かれています。天台真成宗、金峰山修験宗、聖観音宗、天台寺門宗、和宗、孝道教団、妙見宗、念法真教などです。天台宗の寺院は真言宗同様都心からは離れた山岳にあり、政治とは距離をおいた聖域に建立しています。生を受けたものをみな成仏するという仏教は南都仏教とは異なるとされる背景は、お墓にも反映されているようです。

天台宗が開かれた806年の頃のお墓を見ると、まず正面も文字には、上部に大日如来を表す梵字が一時入り、その下に「○○家先祖代々」や「先祖累代」と入れたり、もしくは「南無阿弥陀仏」と唱え言葉を入れたりもします。

天台宗のお墓では宝匡印塔(ほうきょういんとう)と呼ばれる密教系の仏塔が多く見られます。宝匡印塔は頂上に宝珠を乗せ、請花(うけばな)、九輪、伏鉢などの部分が棒状の飾り“相輪”を形成しています。

相輪は、卒塔婆の原型とされた釈迦の遺骨を祀る“ストゥーバ”を残した部分です。この相輪の下には笠があり、笠の四隅には隅飾(すみかざり)または馬形突起という突起があります。その下に塔身(とうしん)、さらにその下に基礎という部分があります。

宝匡印塔は、滅罪、延命、追善(死後に供養すること)、逆修(生前にあらかじめ供養を済ますこと)などの供養塔、墓碑塔として、五輪塔とともに鎌倉時代以降は宗派を超えて造られるようになりました。

五輪塔は下から、四角、丸、三角、半丸、上の尖った丸を積み上げた形に造られます。造られた時代や時期などによっても形に変化があるものですが、基本的には下から地輪(ちりん)、水輪(すいりん)、火輪(かりん)、風輪(ふうりん)、空輪(くうりん)によって形成されます。

卒塔婆の形状の意味と同じですね。一方、真言宗は現在、分派にかなりな数を数えます。高野山真言宗、真言宗智山派、真言宗豊山派、真言宗大覚寺派、真義真言宗、真言宗善通寺派、真言宗山階派、真言宗御室派、真言宗泉涌寺派、真言宗醍醐寺派、真言宗国分寺派、真言宗須磨寺派、真言宗中山寺派、真言宗三宝寺派、信貴山真言宗、真言宗犬鳴派、東寺真言宗、真言宗東寺派。同じ密教の宗派なので基本的な違いはないそうですが、お墓の正面に彫る文字に、「南無阿弥陀仏」ではなく「南無大師遍照金剛」と唱え言葉が入ることくらいで、他は天台宗とそう変わりはないようです。

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